ONE WORD

財津和夫 ONE WORD專輯

11.「ストーヴ」

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

もう君にあえるのは この一枚の写真だけ
20歳になった記念写真を 海辺の夏に残したね

あの頃は タクシーに乗ることさえぜいたくで
寒い夜を 君の部屋まで 川沿いの道 歩いたね

冷えた手を 重ね合って
ストーヴにかざした

あー あー
あの時に君とギターで つくった愛のうた
もう二度と戻れない日々 風と唄うだけ

思い出は 何もかも 美しく変えてゆくけど
明日もなく お金もなく 二人だけのあの頃に

ひとり君を 残してきた
そんな思いがして

あー あー
ストーヴのあの暖かい 明かりに照らされた
横顔に言い忘れてた 「愛している」と

人はみな
ふたつの道は歩けないから

ラジオから きこえるよ
君とつくった 愛のうた
掌の中 覚えているよ
ぬくもりをくれたストーヴ